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「もう配信したくない…」 ライバーとしてぶつかった壁を乗り越え、配信を続けようと決めた理由|つゆり×さゆりんご LIVER×LIVER

Pocochaには個性豊かで、さまざまな経歴をもったライバーが多くいます。連載「LIVER ×LIVER」では、そんなPocochaライバーの「個性」と「共通点」を探っていきます。

今回お話を伺ったのは、3月14日に実施した「ポコセミナー女性ルーキーライバー編」で登壇いただいたつゆりさんとさゆりんごさん。

毎日楽しくライブ配信をしているように見えるおふたりですが、「もう配信をしたくない」と辞めそうになったことは何度もあったといいます。それでも、今もライブ配信をコンスタントに続けられるのは一体、なぜなのでしょうか。
ライバーとしての活動を長く続けるための秘訣について、話していただきました。

「もう配信したくない」と思った過去

ーつゆりさんは1年8か月、さゆりんごさんは10か月ライバーとして活動されていますが、活動する中で「もう配信したくない」と思ったことはありますか?

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つゆり:めちゃくちゃありますね。特に辛かったのは、ライバーを初めて半年くらいの頃。当時は学生だったので、イベントに参加していても、時間がなくて他のライバーさんのように活動できないことが多々ありました。そしたら、何名かのリスナーさんから「頑張る気がないの?」と責められてしまって、どうやって対処すべきかわからなかったんです。その結果、ほかのリスナーさんから「強い意見を見ているのが辛いから、しばらく来るの辞めるね」と言われてしまって……。そのときが一番辞めたかったですね。

さゆりんご:私はD帯とC帯を行き来していたとき、ランクを維持するために配信時間を固定して、ぽこボックスを取りに来てもらうという配信内容に変えたんですよね。そしたら、一方通行なコメントが増えてしまって、コミュニケーションが思うように取れなくなってしまったんです。

つゆり:あーわかるな…。

さゆりんご:それを見て、「Pocochaってライバーとリスナーがコミュニケーションを取れるのが魅力なのに、みんな私には興味ないんだな」と思ってしまいました。そのとき「私が配信をしているのって、何のためなんだろう?」と思ってしまって。このときが一番辛かったですね。

それでも配信を“辞めない”と決めた理由

ーおふたりとも「配信を辞めたい」と思った経験があるとのことですが、そこからどうやって復活したのでしょう?

つゆり:一度始めたことは簡単に辞めたくないと思っていたので、辞めるとは考えず、休むという選択を取ることにしました。Pocochaには、メーターをプラスマイナス0にすることができる「おやすみチケット」があるので、それを使って1週間ほど休みましたね。休んでいるとき、最初の5日間はあえてPocochaに全く触らないようにしたんです。すると7日目くらいから気力が回復して、自然とPocochaのことを考えるようになって。ファミリーに向けて近況を報告したら想像以上に喜んでくれたんです。それを見て、モチベーションが復活しました。

さゆりんご:私は「もし自分が配信をしなかったら、出会えない人もいるのではないか」と考えてしまうので、休めないんです。だから、辛いメンタルのまま配信していました。その頃は「よく泣いているな、この子」と思われていたと思いますね。
その状態から抜け出せたのは、つい3か月ほど前のこと。自分のライブ配信について振り返ったとき、私の配信を見に来てくださる方は、ライブ配信を見に来てくださる方、コメントしてくださる方、ラジオ感覚で聞き流す方など、人それぞれいろんな楽しみ方があると気づきました。リスナーさんに私の枠での楽しみ方を強要することを辞めようと決めたら、楽になれたんです。

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ーなるほど。さゆりんごさんは、毎日配信を続けながら、どうやって考え方を変えることができたのでしょうか?

さゆりんご:アシスタントさんの存在が大きいですかね。私が悩んでいるとすぐに察知してくれて、私がどうしたいのかを聞いてくれるんです。困ったことがあったらミーティングを開くこともあります。それをふまえたうえでリスナー目線での意見をくれるので、いろんな視点で物を見ることの大切さを学びました。

ー「やっぱり配信を続けてよかった」と思えたエピソードを教えてください。

さゆりんご:リスナーさんが結婚報告してくれたときですね。いつも誕生日のリスナーさんには誕生日ソングを歌っていてすごく喜んでくださるんです。なので、このときは結婚ソングを歌って盛り上がりました。
あと、もともと親孝行したいという思いもあってPocochaをはじめたのですが、今年親と弟にはじめてお年玉をあげることができたことですね。そのこともリスナーさんに伝えたら、皆さん喜んでくれました。嬉しかったですね!

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つゆり:自分の誕生日にリスナーさんからなぜか「この時間に配信して!」と言われたんです。配信を始めたら、有志のリスナーさんたちがサプライズのメッセージを流してくれたんです!私自身がリスナーさんのライフイベントを大切にしてきたので、この思いがリスナーさんに伝わったんだなと思って本当に嬉しかったですね。

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モチベーションが下がったら、自分の配信を見つめ直す

ー落ち込んだ経験から、配信を続けるためには何が大事だと思いましたか?

さゆりんご:一瞬、一秒たりとも無駄にせず、純粋にPocochaを楽しみたいという思いですね。そのためには、自分をさらけ出して、素で楽しむことが大事。そして、リスナーさんたちとつくるこの場を大切にしていくことだと思っています。

つゆり:私はどういう枠をつくりたいのか、ということに立ち返ることですね。時間って一番価値が高いものだと思うので、どうして私はPocochaに時間を使いたいのかを考えたんです。やっぱりリスナーさんとみんなで仲良くする場をつくりたいし、楽しい配信をして一日を終わりたい。そのために、ライバーとしてされて喜ぶことと嫌な気持ちになることをリスナーさんにきちんと伝えるようにしました。

ーもし「配信を辞めたい」と思っているライバーさんが目の前にいたら、何を伝えたいですか?

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さゆりんご:ランクとかメーターとか目標をガチガチに立てすぎないことですかね。あまりにも数字にとらわれすぎてしまうと、その人自身の配信の目的を見失ってしまうかもしれないので。ランクは落ちるときは落ちるし、上がるときは上がる。そのくらいの気持ちで配信を続けたほうがいいかも。それよりも自分のライブ配信が盛り上がっているかどうか、リスナーさんとちゃんとコミュニケーションが取れているかどうかを重視した方がいいと思います。

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つゆり:私は他の枠と比べないことと、自分らしさや自分がどういう配信をしたいかについて自己分析することが大切かなと思います。ライブ配信を始めるときは目標となる数字を掲げたほうがモチベーションも上がるかもしれませんが、ある程度ランクが上がってくると数字の目標だけでモチベーションを上げるのは厳しくなってきます。なぜライブ配信を始めたのか、どうして続けようと思ったのか、どういう配信にしたいのかを見失うと、何かあったときに落ち込んでしまうからです。配信を始めた当時の気持ちを思い出したら、また配信したいと思えると思うんですよね。
あとは、私みたいにライブ配信から一度離れてみるのもいいかも。「いつも配信頑張ってるんだから、疲れたら1回休もう」くらいの気持ちでおやすみチケットを使うことも考えてみてはいかがでしょうか。

同じ目線での悩みを共有しあえるライバー仲間の存在は大切

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ーおふたりとも悩みを共有しあえるようなライバー仲間がいると伺っております。ライバー仲間がいてよかったなと感じるエピソードがあれば教えてください。

つゆり:ライバー仲間に気持ちを共有するだけでも、全然楽になれるんですよね。配信中にマイナスなことが発生すると、自分のなかで消化できないこともあるんですが、同じ境遇を経験したことがあるライバー仲間に相談すると共感してもらえて、解決策に気づける気がします。

さゆりんご:リスナーさん目線ではない、ライバー目線で励まし合えることですかね。ほぼ毎日お互いの枠に行って話したりしています。同じくライブ配信をやっている身として、違うライバーさんの意見を聞いて、自分の配信やスタンスを考え直すことも多々あります。自分の考え方だけだとどうしても視野が狭くなってしまうので、ライバー仲間がいるのはおすすめです。

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「もう辞めたい」と思った時期を乗り越えて、今日までライブ配信を続けてきた2人。おふたりのお話を伺うと、考え方は異なりつつも、コンスタントにライブ配信を楽しみ、続けるための秘訣がうかがえました。

POCO BASEは、今後もさまざまなテーマで定期的に開催する予定です。同じような思いを抱えながら、配信を続けているライバー仲間にも出会えるはず。興味があるテーマがあれば、ぜひ参加してみてください。

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