配信2年目にCランクに落ちた私がSランクにたどり着けた、ただ1つの理由| Yuika
「なかなか配信枠に団結力が生まれない」
「目標を伝えているはずなのにリスナーさんたちに協力してもらえない」
……そんな悩みを持ったことがあるライバーさんも多いのではないでしょうか。
そこで今回、配信2年目でCランクまでランクダウンをした経験のあるトップライバーのYuikaさんに、配信枠の団結力を生み、ランクアップにつなげるために必要なことを、当時のエピソードを振り返りながらお話しいただきました。鍵となるのは「リスナーさんにギブをする意識」なのだそう。
果たしてYuikaさんは、どのように、ランクダウンを経験してから今のランク帯まで上ることができたのでしょうか?
A帯で停滞、リスナー離れ……スランプの時期を経て気づいたこと
ーーまずはYuikaさんがどのようにS帯まで到達したのか、今までのランクの移り変わりを教えてください。
Yuika:Pocochaのライブ配信を始めたのが、2年前の4月です。始めて2ヶ月で順調にA帯まで上がりました。ただ、そこから停滞期に入ってしまい、ランクは上がらないし、リスナー離れも起きてしまいました。1年くらいはB帯とA帯を行き来している感じでしたね。そして、2年目の5月頃に追い討ちをかけるようにC3までランクダウンしてしまったんです。ただ、それがリスナーさんと一致団結するきっかけとなり、その後S帯まで上がることができました。
ーーランクダウンを経験した上での躍進だったんですね。最初にA帯で停滞してしまった原因はなんだったのでしょうか。
Yuika:きちんと目標を伝えられていなかったのは原因の一つかもしれません。当時は「配信を始めた年にS帯までいく」という目標がありました。自分では配信内でその目標を伝えているつもりでしたが、あるときリスナーさんに「Yuikaって目標あったんだ」と言われて、きちんと伝わっていなかったんだと気づきました。結果的にその年にS帯までいくことができず、目標の設定や伝え方を今一度考え直しましたね。
ーー伝えているつもりが、きちんと伝わっていなかったんですね。
Yuika:そうですね。たとえば締め時間が大切だということも伝えていたつもりでしたが、なかなかリスナーさんが集まってくれなかったりなど、配信枠で一丸となることができていませんでした。
ランクアップの”先”にある目標も伝えることで、応援してくれるリスナーが増えた
ーーそこから具体的にどうやって伝えるようになったのでしょうか。
Yuika:まずは自分自身が配信を通して何を実現したいのか、改めて考え直しました。それまでは目標と言いつつも、あまり深く考えて設定したものではなかったんですよね。それでは伝わるものも伝わりません。
もちろんS帯にいきたいという気持ちはありましたが、それ以外にも私にはたくさんの夢があったんです。たとえば「地元にカフェを作りたい」といった夢をまとめてリストにする習慣があったのですが、それをあるとき配信でポロっとこぼしたら、リスナーさんが思っていた以上に食いついてくれたんです。それまでは私の夢なんて誰も興味がないだろうと思って言おうともしていませんでした。でも、聞いてくれる人がいるなら、逐一伝えたいと思ったんですよね。そしてランクアップだけではなく、”ランクアップの先にある目標”も伝えるようになりました。
ーーリスナーさんのあたたかい反応でYuikaさんも自分のことを話しやすくなったんですね。
Yuika:そうですね。「言った方がいいよ」とか「そういうの聞くの楽しい」と言ってくれる人がいるおかげで、自分の人生ごと応援してくれるような感覚がありました。
ーーそうやってランクアップの先にある目標まで伝えることで、配信枠内でどういった変化が起きましたか?
Yuika:私の夢や目標に共感してくれる人がたくさん現れて、実際に行動で表してくれる人が増えました。コアファンをとったり、「こういう特典があったらもっとリスナーさんが増えてくれるんじゃないか」と提案をしてくれたり。ときには、ファミリーの人たちが率先して、「Yuikaの誕生月だからイベント勝たせてあげたいんだよね」という風に、私の目標を自主的に叶えようとしてくれるようになったんです。正直最初は、目標を伝えるようになって配信枠の雰囲気や方向性も変わってしまい、リスナーさんが減ってしまうかなと思っていました。でも、そんなことは全くなく、むしろ団結力の強い配信枠になったと思います。
「来て欲しい」と伝えるだけではリスナーの心は動かない
ーー目標を改めて考え直し、きちんとリスナーさんに伝えることを意識したことで、配信枠の団結が強まったんですね。
Yuika:そうですね。それからはA帯とB帯を行き来しているような状態でした。しかし、その後C3にランクダウンしてしまいました……。
ーーそれは何が原因だったのでしょうか。
Yuika:今振り返ると、私が努力をしなくなってしまっていたことが、リスナーさんに伝わっていたのだと思います。私はうまくいっているときに油断してしまうところがありました。トップリスナーさんは毎日配信にきて応援してくれていたので、新しいリスナーさんを増やそうとか、面白い企画をしようというような、リスナーさんを楽しませようという気持ちがおざなりになってしまっていたんだと思います。
ーーそれがリスナーさんが離れてしまう原因になっていたんですね。
Yuika:正直、当時は「なんで来てくれないの?」という気持ちばかりが強く、ただリスナーさんに対して「来て欲しい」と伝えるだけでした。”どうやったら来てくれるようになるか”という点を考えられていなかったんですよね。リスナーさんは、楽しいと思ったら自然と来てくれるものです。当時はそれが分からず、ただ自分の要望ばかりを言っていました。それじゃリスナーさんの心は動きませんよね。
リスナーに”ギブする気持ち”が芽生えたことでS帯にランクアップ
ーーそこからどのように解決したのですか?
Yuika:もともと、C帯までランクダウンしたら潔く配信はやめようと決めていたんです。それはリスナーさんにも伝えていました。ただ、C3に落ちる前に出ようと決めていたイベントがあったので、それだけは最後の思い出にしようということで出たんです。そしたら、そのイベントで「やめないで」とリスナーさんたちがたくさん応援をしてくれた。そして、B帯までランクが上がることができました。
ーー最後と決めていたイベントで結果が出たんですね!
Yuika:とてもありがたかったです。これだけ応援してくれるリスナーさんたちを残してやめるのは申し訳ないと思えたことで、「リスナーさんに配信枠に来て欲しい」という一方通行の思いから、「リスナーさんたちに楽しい気持ちを届けたい、応援に対して還元したい」という気持ちに切り替わったんです。そしたら面白いことに、自然とランクも上がるようになりました。この体験を経て、大事なのはリスナーさんたちを楽しませる気持ち、「Give(ギブ)」なんだなと気づいたんですよね。
ーーランクダウンという辛い経験を経たからこそ、リスナーさんたちとの絆が深まり、考え方も変わったんですね。
Yuika:そうですね。先ずはギブしたいという風に考えるようになりました。当時は要望や目標を伝えてばかりで、私の一方通行になっていました。今はみんなの意見を取り入れながら、配信枠を一緒に作っていこうという気持ちになったし、リスナーさんにも同じように感じてもらうためには楽しいと思ってもらうことが必要だから、よりリスナーさんたちに楽しんでもらいたいなという気持ちが強くなりました。
ーーその意識の変化が配信枠の雰囲気を変えてランクアップに繋がったんですね! 最後に、ポコセミナーやポコフォーラムにご参加いただいているYuikaさんに、そこでのライバーさんとの交流や情報のキャッチアップがどのように活動に活かされているのか伺いたいです。
Yuika:たとえばポコセミナーであれば、そういう場じゃないと出てこないライバーさんの本音や悩みが聞けるのは大きいですよね。リス活も勉強になるけど、必ずしも配信中にライバーさんの本音が聞けるとは限らない。どちらも活用してみるのがいいかなと思います。ポコフォーラムは、Pocochaをよりよく知り、最新の情報や動向を知ることで、自分のPocochaでの身の振り方や方向性を考えるのに活かせるなと思っています。あとは、リスナーさんとの共通の話題にもなるんですよね。
ーー配信中にポコフォーラムの情報を話題にするんですか?
Yuika:よく話しますね。たとえば自分の趣味などニッチな話題になると入りにくいリスナーさんも、Pocochaの話題であれば入りやすいですよね。ぽこフォーラムを見ているリスナーさんはもちろん、見ていなかったリスナーさんとも共通の話題になる。そうやって楽しみながらPocochaの理解を深めていけるのでオススメです!
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Yuikaさんのプロフィールは下記からご覧いただけます✨
今回Yuikaさんに登壇いただいたポコセミナーは、今後も開催予定です!
ほかのライバーの配信方法や考え方を聞くことで、自分の配信のレベルアップにつながります。興味があるテーマがあれば、ぜひ参加してみてください。
開催する際は、アプリ内のお知らせやバナーにて告知します📣