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USER POCO BASE 開催体験記〜想いが伝わるオンラインイベントのつくりかた〜

Pocochaユーザーさんが自分自身で企画や運営を行うことができるzoomイベント、「USER POCO BASE」。

でも、ライブ配信と並行しながら、自分で1からイベントを作っていくなんて、ちょっと大変そうですよね。

今回は、先日大盛況だったUSER POCO BASEママライバー編の主催者である、さわち。さんとゆーちょんさんにインタビュー。二人で企画を主催することになった経緯から、準備段階や当日の進め方、開催後の反響までまるっとお話を伺いました!

USER POCO BASE 開催までの流れ

準備開始から開催まで約4週間。全体の流れのイメージがコチラ!

POCO BASEで意気投合! 配信やnoteを通じてお互いにリスペクトしあうように

ーーそもそもなぜお二人で開催することになったのでしょうか。

さわち。:ゆーちょんとは、ママライバー向けPOCO BASEで同じグループになったのがきっかけで仲良くなったんです。

ゆーちょん:そうそう。その後別のPOCO BASEでもまた同じグループになって、さらに打ち解けて話もすごく盛り上がりました。

さわち。:POCO BASEでのゆーちょんは、自らファシリテーターとして積極的に場を盛り上げていくし、すごく安心感がありました。仲良くなってからは配信にも遊びに行くようになったけど、ライバーとしてのゆーちょんって私にとってまさに理想の配信スタイルで。配信枠全体を見ながら、リスナーさんへの声がけもしつつ、コメントも捌いていく。この人とだったら一緒に企画とかできるかも、と感じました。

ゆーちょん:私もさわち。ちゃんが書いているnoteとかも読んでいて、きちんと自分なりのストーリーを持ちながら、それをアウトプットしていることが素敵だと感じていました。加えて、さわち。ちゃんはママライバーさんとの繋がりも強くて、自分には持っていない部分があることに対するリスペクトもありましたね。そこから二人の共通点であり、伝えていきたい想いの一つである”ママライバーの配信のコツ”というテーマでPOCO BASEを開催してみようと、自然と話が繋がっていったんです。


自ら情報発信することで、ママライバーのロールモデルに

ーーPOCO BASEに参加するのではなく、自ら主催する側になろうと考えたのは、どのような想いからですか?

ゆーちょん:私は元々積極的にPOCO BASEに参加していて、行くたびに活力をもらっていたんです。時には誰かの悩みを自分が解決することができて、それも私にとっては大きな喜びでした。そして、自分から開催することができれば、そういった機会をさらに増やすことができると考えるようになったんです。人のためにもなるし、人のためになることが自分にとっての活力にもなる。そういう気持ちから、いずれ自分でPOCO BASEを開催してみたいと思っていました。

さわち。:私はママライバー専門の事務所に入っているのですが、そこで感じるのが、辞めてしまうママライバーさんがすごく多いということ。辞めてしまう理由は人それぞれですが、子どもの成長やそれに伴うイベントなどで配信を続けるのが難しくなってしまうといった声はよく聞いていました。私自身はライブ配信にとても救われてきたし、好きなことをベースに在宅で仕事ができることで救われるママライバーってすごく多いと思うんです。私はそういうママライバーの姿としてロールモデルになりたいと思っていて、noteやTwitterなど配信以外でも積極的に情報を発信しています。POCO BASEも、その活動の一つと捉えて、自分で開催したいと思うようになりました。

ゆーちょん:ママライバーのロールモデルになりたいというのは、私も共感できます。というのも、私は家族の理解が得られなくて様々なことを我慢してきた時期がありました。 でも、配信を始めたことで人生が大きく変わりました。私は、子どもを幸せにするのはママの笑顔だと思っていて、ママとしても女性としても輝ける場所をもっと広げていきたいという目標があります。そのうちの一つとして、ママが自分の夢を叶える場所としてライブ配信があるということをより多くの人に伝えていきたいと思って活動しているんです。POCO BASEを開催するのは、結果的にそういった自分の活動における実績にもなると思っています。

さわち。:ゆーちょんの、ママが自分の夢を叶える場所、ってすごく良いですよね。私は今まで自分が発信していく上でランカーであることは最低限必要なことだと思っていたのですが、最近はランクだけではなくて、例えば「3年間配信を続けていた」みたいなことにも価値があると思っていて、自分が楽しく配信をしていくことや、それによって得られた経験を発信していくことにも意味があるなと思っているんです。そういう自分に合った配信スタイルを大切にした上で、もっとライブ配信やライバーという職業を広げていきたい。ママライバーとしての選択肢をさらに増やしていくようなきっかけに自分がなればいいなと思っています。

いよいよ準備開始! お互いの得意なことで役割分担をしてスムーズに進行

ーー企画が採用された後、お二人でどのように準備を進めていきましたか?

ゆーちょん:イベント1ヶ月前あたりから準備を開始しました。あまり厳密に役割分担などは決めていなかったのですが、例えば私ができないスライド作成などの準備物全般はさわち。ちゃんが一人でやってくれましたね。

ーー一人で大変ではなかったですか?

さわち。:私は過去にスライド作成をしたことがあり、運営さんが用意しているテンプレートもあったので、負担には感じませんでした。子どもが寝た後に1時間くらいでばーっと作っちゃいましたね。逆にその作業をしている私を見て、ゆーちょんは「当日の司会進行は私がやるね」と言ってくれたり。

ーーお互いに得意なことを引き受けたんですね!

ゆーちょん:そうですね。あと、私は自分が話したいタイプだったので、もし自分と同じようなタイプの人と組んでいたら、お互いに「自分が話したい!」となって上手くいかなかった可能性もあります。そういう意味でも、お互いに足りない部分を補いあえるさわち。ちゃんとだから出来たのかなって思いますね。

さわち。:一方で、お互いに大事にしている価値観は共通していたので、当日の内容を詰めていく段階が本当にスムーズに進んだよね。

ゆーちょん:そうそう、お互いに「それ大事だよね」と共感しながら決めていく感じ。これもライバーとしてリスペクトしあえていたり、「この人とだったら出来そう」という直感があったからこそかなと思っています。

ーー配信活動と並行しながら準備を進めていくのは大変ではなかったですか?

さわち。:そんなに大変ということはなかったのですが、例えば連絡を返すのを忘れてしまっていたことに期日を過ぎてから気づいた、みたいなケースは多々ありましたね。

ゆーちょん:それは私も。

さわち。:運営の方々もたくさん準備の手助けしてくれていたのですが、その際に返信を滞らせてしまったのは申し訳なかったなと思っています。絶対に忘れてしまうとわかっているから、連絡は見たらすぐに返すことを徹底していたのですが、メッセージを開いた瞬間に子どもが泣き出してしまって、そのまま忘れてしまった、みたいなこともありましたね。

ゆーちょん:それ、すごくわかる。私も即レスをするようにしてたけど、今返そうというタイミングで決まって何か手が離せなくなることが起きたり……。ただ、そういうことはありつつも、大きなトラブルに繋がることはありませんでした。というのも、二人とも基本的な礼儀やモラルがあり、仕事もきっちりとこなしたいタイプだからです。 

ーーお二人で一緒に進めていく上で「この人と組んでよかったな」と思う瞬間はありましたか?

さわち。:ゆーちょんが自分の意見をしっかり言ってくれるのが助かりました。いいものを作る上では、客観的な視点や指摘って絶対に必要です。そこを遠慮されてしまうと、結果的に参加してくれた人たちに中途半端なものを見せて残念な気持ちにさせてしまうかもしれない。その点ゆーちょんは、私が作ったスライドに対して「ここはもっとこうした方がいいんじゃない?」など率直な意見を言ってくれたので、とてもやりやすかったです。

ゆーちょん:作ってもらっている立場で文句を言うのもな、みたいな気持ちはありつつも(笑)。でもやっぱり、私もさわち。ちゃんと一緒で、当日来てくれた人たちに楽しんでもらいたい、有意義な時間を過ごしてもらいたい、という気持ちが強かったので、きちんと思ったことは言うようにしていました。

ライバー編で過去最大の応募者人数! 鍵は「自分達で発信する」こと

ーー今回は全部で何人の応募が合ったのでしょうか。

さわち。:応募者は65人で、そこから抽選が行われて、当日は30人のライバーさんが来てくれました。

ゆーちょん:運営さんからも反響の良さを聞いていて、開催前からテンションが上がってましたね。

さわち。:Twitterで「抽選絶対通りますように」と呟いてくれている人もいて嬉しかったですね。自分たちがやりたいと思っていたことと、相手が欲しいと思っていたものが一致したような手応えがありました。

ーーそれほどまでに熱量のある参加者がたくさん集まったのは、どのような理由があったのでしょうか?

さわち。:参加者を募集する際に、自分達でも積極的に発信していたことは大きいと思います。今回は二人で主催するということで、Twitterではお互いにメンションを付けながら発信するようにしたんです。そうすると、例えばメンションをつけたゆーちょんがシェアしてくれると、ゆーちょんのフォロワーさんにも自分の投稿が表示される。そして、それを見たゆーちょんのフォロワーさんがシェアしてくれることで、私たちを知らないライバーさんにもそのイベントのお知らせが届くようになる。

ゆーちょん:Twitterをすごく駆使した感じがあるよね。

さわち:ゆーちょんのフォロワーはリスナーさんが多くて、私のフォロワーはママライバーが多いんです。お互いにタイプの違うフォロワーさんがいるので、ゆーちょんはリスナーさんを通してライバーさんに届き、私はライバーを通して別のライバーに届き、といった相乗効果があったと思います。

ゆーちょん:その後、Twitterで参加者のDMグループが作られて、事前に自己紹介などが行われました。改めてこれだけたくさんの人たちが来たいと思ってくれたことが嬉しかったですね。

ーー開催前の不安とかはありませんでしたか?

さわち。:なかったです。とにかくワクワクしてしまって、前の日は眠れませんでした(笑)。

ゆーちょん:さわち。ちゃんからそれ聞いて「私も一緒!」ってなりました(笑)。

さわち:とにかく、ママライバーのみんなは貴重な時間を使って来てくれるから、有意義な時間になったらいいなと思ってましたね。

開催当日はチャットが大盛り上がり! あえて大袈裟に掛け合うことで参加者同士も会話が弾むように

ーーイベント当日は、どのように進めていったのでしょうか。

ゆーちょん:事前の役割分担の通り、基本的な司会進行は私がやって、グループに分かれて話すときなどは適宜二人で分かれて話を回したりしていました。

さわち。:参加者の方々も主体的に盛り上げてくれたのが嬉しかったです。当日はいつでもチャットで会話してくださいねとお話ししていたのですが、例えばゆーちょんが喋っているときに「うんうん」とか「わかる!」みたいな感じでみんなが書き込んでくれたおかげで、チャットが大きく盛り上がっていました。

ゆーちょん:ここまでPOCO BASEのチャットが盛り上がる例もなかなかないと思います。私が今まで参加したPOCO BASEに比べても、参加者の一人一人の熱量が高いような印象がありました。チャットの中から質問をピックアップしたり、共感しながら次の話に繋がったりしていく。ただ話をぼーっと聞くだけの受身型ではなくて、全員参加型のような形でやれたのがとても嬉しかったですね。

ーー参加者から盛り上げようとしてくれたんですね! お二人で事前にイベントが盛り上がるような工夫は考えていましたか?

さわち。:最初に決めていたのは、二人でざっくばらんに会話をしようということですね。私とゆーちょんは、POCO BASEで知り合って、お互いにリアルの生活は知らないけど、腹を割って話せるような関係になりました。そういう二人の掛け合いを見てもらうことで、ママライバーとしての一つのロールモデルにもなると思ったし、影響されて参加者同士で話が弾んでいくのではないか、と考えて、少し大袈裟に掛け合うようにしていました。

ゆーちょん:加えて、あえて参加者の皆さんにファシリテーターなどをやってもらえるように声をかけることで、グループ分けがされた後もまとめ役になってくれたりなど、参加者同士でスムーズに話が進んでいくようになったと思います。

さわち。:あとはとにかく「ママライバーあるある」が盛り上がりましたね。家事をしても誰にも褒めてもらえない、とか。

ゆーちょん:そこで、さわち。ちゃんが「自分の機嫌は自分で取るんだ!」って言ったら、そこでみんなもわああって一気に盛り上がってたよね。

さわち。:ママっていうだけでこんなにも共通点があるんだっていうのは、それだけで心強いことだなって感じましたね。

大盛況で終わったUSER POCO BASE。イベントを機に「ライバーを続けようと思った」という声も!

ーーイベントが終わったあと、どのような反響がありましたか?

ゆーちょん:やっぱりTwitterなどで感想を呟いてくれる人がいたのが嬉しかったです。終わってそのままではなくて、自分なりに学んだことなどをアウトプットしてくれていました。

こういう場を必要としていたママライバーがこんなにもたくさんいるということが新鮮な気づきでしたし、今後も同じようなイベントを開催していきたいと思えるきっかけになりました。イベント開催後のアンケートでは「自分もイベントを主催したい」と言ってくれているママライバーが多くいたのも驚きでした。

さわち。:他にもアンケートで「ライバーを辞めようと思っていたけど、気持ちが変わって、もっと頑張ってみようと思った」と答えてくれた人がいました。辞めていくママライバーさんを見ながら、ライバーを長く続けてほしいという気持ちを込めてイベントを開催したので、一人でもそういう気持ちが繋がったことに感動しましたね。

あとは、イベントをきっかけに配信に遊びに来てくれるライバーさんもいます。ちょうど昨日も「やっと来れました」と来てくれたライバーさんがいて嬉しかったですね。

ゆーちょん:一方で「もっと話す時間が欲しかった」という声もアンケートにありました。それだけが反省点かなとは思っているんですけど、「時間が足りないくらい話が盛り上がった」という意味ではポジティブに受け止めています。

ーー今回イベントを振り返ってみて、反省点や課題などはありましたか?

ゆーちょん:企画自体は十分に成功していたと思います。ただ、グループ分けをして話すときに、最初に話す人って悩みを十分にまとめる時間がないんですよね。そこの時間の分配などはまだまだ考えられることがあるなと思いました。

さわち。:確かに当日のタイムスケジュールなどは改善の余地があったね。だからこそ、一度開催するだけではなくて、今後も何回も開催していきながら精度を上げていくことが大事なのかなと思いました。

開催してみて気づいた、さらなるUSER POCO BASEの可能性。精度を上げて次の企画へ

ーー今後もPOCO BASEを継続して開催したいと考えているんですね。

さわち。:そうですね。次やるなら、少人数でやってみたいですね。

ゆーちょん:うんうん。回数を分けて、少人数でやりたいね。例えば今回参加してくれた人を集めて、前回学んだことなどを振り返られるような機会を作ってみたいです。そこでより深く話す時間を作ることができたら。

さわち。:同窓会みたいなね。私もゆーちょんとより打ち解けられたのは、POCO BASEで2回目に会ったときです。そうやって同じ人とまた会える機会を作るっていうのも大事なのかなって。

ーー最後に、記事を読んでいるライバーさんに向けてメッセージをお願いします!

さわち。:未知のことって不安で、なかなか飛び込む勇気が湧かないこともあると思います。でも、私たちにはPocochaというバックグラウンドがあるので、困ったことがあれば運営さんが都度サポートしてくれます。なのでやりたいことがあるなら、まずは行動に移してみるといいかなと思います。

ゆーちょん。:自分にできることはなんなのか、どうしてやりたいのか、強みや目標を形にしてまずは発信していくことが大切だと思っています。加えて、POCO BASEに普段から参加してみて、その場所の価値や当日の活気なども自分の肌で感じることが、イベントの成功にも繋がってくるような気がします。そうやってPococha愛がある人が今後もPOCO BASEを開催してくれたら嬉しいですね。

お二人からのメッセージ