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ランク停滞を打破する鍵は“配信枠の雰囲気づくり”。リスナーさんに楽しく応援してもらうには|三井菜那×すみれ LIVER×LIVER

Pocochaには個性豊かでさまざまな経歴をもったライバーが多くいます。連載「LIVER ×LIVER」では、そんなPocochaライバーの「個性」と「共通点」を探っていきます。

今回お話を伺ったのは、ライバー歴約2年の三井菜那さんと、ライバー歴約6年のすみれさん。長い間配信を楽しんでいるおふたりですが、かつてはランクアップできずに伸び悩んだ時期もあったそう。そんなおふたりの経験から、ランク停滞を打破した方法や、楽しんでもらえる配信枠の雰囲気づくりのヒントを探りました。

ライブ配信を始めて「すごい世界がある」「可能性がある」と感じた

―ライバー歴の長いおふたりですが、ライブ配信を始めたきっかけは何だったんでしょうか。

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三井菜那:もともとモデル、インスタグラマーなどの活動をしていたんですが、周りの人に「ぜったいライブ配信合ってるよ!」と言われて、気になっていたんです。そんなとき、一番仲の良い友人がPocochaを始めたので「私もやってみようかな」と思ったのがきっかけです。

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すみれ:私は9年ほどシンガーソングライターとして「全国に元気を届けたい」という思いで歌っているのですが、活動場所の中心だったライブハウスや野外イベント、路上ライブなどで出会えるのはごく一部の方たちだと気づいたんです。そこで、自分も視聴者として楽しんでいたライブ配信で、自分の活動を発信してみようと思いました。

―実際に配信してみていかがでしたか?

三井菜那:そもそもライブ配信を見たことがなく、その仕組みもわからないまま始めたので、初めての配信はあたふたして終わりました。しゃべるのも得意じゃないし引っ込み思案だったので、最初は自分の顔を愛犬で隠して配信していたくらい(笑)。それでも「こんなにたくさんの人が見に来てくれるんだ」とか「すごい世界があるんだな」と驚きました。

すみれ:私は「ライブ配信で自分のことを知ってもらうんや!」と意気込んで始めたんですが、そのうちライブ配信で私を知ってくれた方がライブ会場に遊びに来てくれるようになって。「やっぱりライブ配信ってすごい可能性があるんだ」と改めて気づけました。今では、リスナーさんも含めてみんなで一緒に夢を追いかける大事な場所になっています!

ランク停滞に悩んだ時期…どうやって打破した?

―ライブ配信をする中で、大変だったことや悩んだことはありましたか?

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三井菜那:ライブ配信を始めて2~3カ月経ったときが辛かったですね。それまではとんとん拍子でランクアップできていたと思っていたのですが、私と同じ時期に配信を始めた周りのライバーさんを見たら、Sランクにいる人ばかりで…。私はそのときBランクにいたので、人と比べて「なんで私はランクが上がらないんだろう」と悩んでしまったんです。だからといってランクの上げ方もわからないし…という時期が数カ月続いてしまいました。

すみれ:私もPocochaを始めて、16~17日くらいで一気にSランクに到達したんです。でも、Pocochaのユーザーや新しいライバーさんがどんどん増えていくにつれて、SランクからAランクにちょっとずつ落ちてしまって…。当時は、ほかのライブ配信アプリでトップライバーだった経験もあったので、自分自身にプライドがあったし、今まで通り頑張っているのに結果がついてこない悔しさもあって、ピリピリしてしまっていました。

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―ランクの停滞は、多くのライバーさんが悩むポイントですよね。おふたりはどうやって解決しましたか?

三井菜那:ランクが伸びない原因を考えてみたら、当時の私の配信枠は、たくさん人が来てくれているけれど、会話が中心でアイテムを使ってもらえていないことに気づいたんです。そこで、「リスナーさんがアイテムを使いやすい環境づくりをしよう」と思い、尊敬しているトップライバーさんの配信を見に行って、配信枠の雰囲気づくりの研究をしました。

トップライバーさんの配信を見ると毎回ヒントをもらえるし、「こんなことで悩んでいちゃダメだな」って前向きになれます。そして、楽しい雰囲気の配信を見ているうちに、自分も思わずアイテムを使いたくなっていることも気づきました。「自分自身が配信を楽しむことが大事なんだ」と思うようになってから、自然とランク停滞から抜け出せました。

すみれ:ランクが停滞していた時期は「このランクに残るんだ!」と必死だったので、ランクや締め時間をすごく気にしていたんです。それが原因で、すでに応援してくれているリスナーさんに「もっと応援して!」と求めるような配信をしてしまっていた気がします。でも、自分自身が楽しんで配信をすることで、リスナーさんも楽しくなるし、応援する気持ちになってくれるんじゃないかと気がつきました。

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そこからは、自分の気持ちを素直に伝えたり、気持ちや体調が万全じゃないときは休んだりと、自分の気持ちに正直に配信することを心がけるようにしたんです。そのうえで、リスナーさんに楽しんでもらえるようなアイテムリアクションや配信内容を考えています。

ー焦る気持ちを乗り越えて、配信の方法や配信に対する意識を変えたんですね。そこから枠の雰囲気やリスナーさんの反応に変化はありましたか?

三井菜那:私はいろんなライバーさんの配信を見て研究したことで、アイテムを使ってもらえることが多くなりました。一方で、配信枠の雰囲気が変わったことで離れてしまうリスナーさんもいて、それは悲しかったですね。

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でも、そこに一喜一憂しすぎると新しいリスナーさんとの出会いはないし、自分の枠の成長にもつながらないと思ったんです。リスナーさんや配信枠の雰囲気が変化することは、配信枠が大きくなるチャンスだと捉えるようにしています。

すみれ:「今日めっちゃいいね!」とリスナーさんが褒めてくれた日は、自分的にも「今日良い感じだ」と思えていることが多いので、たぶん本当に自分が楽しんでいる気持ちが伝わっているんだと思うんです。作り笑顔で必死で配信している姿よりも、純粋に楽しんでいるときはリスナーさんも楽しんでくれるし、自分自身が配信を続けていくうえでもすごく大事なことなんだと思いました。

アイテムを楽しみながら使ってもらう工夫をする

ーそれでは、おふたりがリスナーさんに楽しんでもらうために、配信で工夫していることはありますか?

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すみれ:「配信は“楽しいだけ”の場所でありたい」と思っているので、最近はPocochaの締め時間の配信をしていません。ランクアップのためにはその時間帯で配信することが大事だとは思うんですけど、うまくいかなかったときに悲しい気持ちになってしまう。私の配信枠は常に楽しいことであふれさせたいんですよね。

あとは自分がやってみたいと思う企画もやっています。例えば、一人で1kgくらいの流しそうめんを大食いする企画とか(笑)。私がやりたいだけっていうのもあるんですけど、企画が好きな人は喜んでくれるし、私を知らなかった人も気になって見に来てくれますね。

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三井菜那:私は大食い企画はやらないんですが(笑)、月初にマイイベントを定期的にやっています。「3日間でコアファンを獲得してくれたらくじ引きが引けるよ」とか、「今月の運勢を私の独断と偏見で占ったからルーレットで出せるよ!」とか、七夕の限定アイテムに合わせて「限定アイテムを使ってくれたら壁に名前を書いた短冊を貼るよ」とか。リスナーさんを飽きさせないように工夫して、リスナーさんがアイテムを楽しく使いたくなるような企画を常に考えています。

Sランクになるとランクのキープがどうしても大変です。でも、無理してリスナーさんにアイテムを使ってもらうように促すのではなく、自然とアイテムを使いたくなるような雰囲気をつくることが私の理想。今もそれを目指して日々配信していますね。

―では改めて、現在おふたりがライブ配信をするうえで大切にしていることはなんでしょうか。

三井菜那:まずは自分自身が配信を楽しむこと。1日24時間しかない中で、私の配信に時間を使ってくださることって、すごいことだと思っていて。来てくれる方は、例えば仕事で悩んでいるかもしれないし、ご病気で入院しているかもしれないし、いろんな事情を抱える中で私を見つけてくださったんです。そういう方々を少しでも元気にしたりとか、「明日も頑張ろう」って思えるきっかけをつくれるように、パワーを与えられたりできるような配信づくりがしたいなと思っています。

すみれ:Pocochaでずっと配信をしていると、ランクや数字を追いかけて、喜んだり悲しんだりしてしまうんですけど、自分がライブ配信を始めた原点は「配信が楽しくて好きだから」「より多くの人に元気を届けたいから」という気持ち。目の前の数字にとらわれず、本当に自分のやりたい配信をして、全力で楽しむことが一番大事だなと思います。

ライバー仲間と悩みや喜びを共有しあうのも大切

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―おふたりはほかのライバーさんと交流されることもあると思いますが、その中でよかったことはありますか?

三井菜那:仲の良いライバーさんとは会ってお話しすることもあります。ライバーってまだ広く理解されていない職業だけに、ライバーをやっていないとわからない悩みとか喜びを共有できるんです。ライバー同士で交流するたびに、「ライバーってすごい職業だな」ってあらためて感じますね。そういう気持ちを共有することでモチベーションも高くなるから、交流って大事だなって思います。

すみれ:一人で配信をしていると、ほかのライバーさんの配信やSNSの投稿がキラキラして見えるから落ち込むことも多いんですけど、POCO BASEなどでライバーさんと交流をすると、自分と同じように悩んでいる人がいっぱいいることを知ることができます。「みんな一緒なんだ」と実感できるし、本当に頑張って自分の目標を叶えようとしている人が周りにたくさんいることがわかるので、すごく刺激にもなるし、元気にもなりますね。

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順調に活躍しているように見えても、思うようにランクアップできず、悩んでしまった時期があったという三井菜那さんとすみれさん。そんなとき、ほかのライバーの配信からヒントを得たり、自分の配信を見直して、“楽しみながらアイテムを使ってもらえる雰囲気をつくる”ことで、ランク停滞を打破することができました。また、仲の良いライバーと定期的に交流することも、悩みの解決やモチベーションアップにつながっていると言います。

POCO BASEは、今後もさまざまなテーマで定期的に開催する予定です。ライバー同士の横のつながりができることで、ライバーならではの悩みや喜びを共有することができます。興味があるテーマがあれば、ぜひ参加してみてください。


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