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配信枠の仲間を増やす鍵はPococha外での発信!ライブ配信の魅力を知ってもらうためにできること|岩波理恵さん×サンディさん

ライバーとして活躍しつつも、その実情が伝わらずくやしい思いをしたり、「もっといろいろな人に自分の配信枠を見て欲しい」という強い思いから、他のライバーさんたちを“敵”のように感じて内側に閉じていってしまったり。思いとは裏腹に悩み立ち尽くしているライバーさんも多いのではないでしょうか。

S帯ライバーの岩波理恵さんとサンディさんは「ライブ配信の魅力を発信していくこと」
で、職業としてのライバーの認知向上や、新規リスナーの獲得に繋がり、それがライブ配信全体を盛り上げると考え、SNSなどで発信を続けています。

みなさんの中にも発信することの大切さは感じつつも、「何を、どこで、どのように」したらいいかわからなかったり、「私なんかが発信しても意味があるのかな?」と躊躇してしまうこともあるかと思います、

そこで、今回は発信することの大切さやライバーさん同士が高め合うことの必要性についてお話を聞きました。

「ライバー」という職業をきちんと知ってもらいたい!

ー「ライブ配信の魅力を広めることのメリットがまだわからないというライバーさんもいらっしゃいますが、おふたりがライブ配信の魅力を広めようと思われた理由やきっかけをまず教えてください。

岩波理恵:以前、「#ポコチャで叶ったこと」というハッシュタグ企画に参加させていただいたときに、他のライバーさんの「Pocochaをはじめてから生きがいが見つかった」「夢が見つかった」というツイートを見て、ライブ配信の魅力を再認識したことがひとつめの理由ですね。

また、私たちライバーは、配信でリスナーのみなさんに楽しんでいただけるよう準備に何時間も費やしたり、歌の練習をしたりしているにも関わらず「ちょっと配信してお金がもらえるんでしょ?」などと間違った捉え方をされ、とってもくやしい思いをしたことがあるんです。「ライバー」という職業に関して、まだまだ世間では知られていないと思うことが多くて、私たちのようにすでにライブ配信を知っている身から、どんな風に配信しているのか、どんな準備をしているのか、配信内でのファミリーの雰囲気などを知らせていく必要があると強く感じたことも大きいですね。「ライバー」も職業の一つだと、もっともっと知ってもらいたいです!

サンディ:ライブ配信を始める前は、日々のささやかな喜びを分かち合える相手がいない気がしていてどこか満たされない気持ちでいました。でも、Pocochaで配信する中で、自分の楽しさや喜びをシェアする相手が見つかり、誰かと分かり合ったり話し合ったりすることって、すごく大切だと強く感じました。心が満たされ、そしてとても嬉しかった。でも、世の中にはライブ配信を始める前の私のように、その良さに気づけて居ない人がまだいるんじゃないかと。なので、この場所の良さを知って欲しくて、発信をしていこうと思いました。

ライブ配信で感情や日常をシェアすることで生活に彩りを

ー広めたいと思う、ライブ配信の魅力について発信しているとのことですが、どんなところにライブ配信の魅力があるとお考えですか?

岩波理恵:自宅に居ながら日本全国の人とつながることができて知ってもらえるというのが大きな魅力だと感じています。私は歌手をしているのですが、スマホ一台で全国どこでもライブができるというのは、地域を超えたファンの方との交流にもなりますし、コロナ禍のような大規模なライブは難しいときにも、とても大きな役割をはたしてくれたと思います。特に、Pocochaはコミュニケーションも取りやすく、アイテムやエフェクトにも魅力を感じています。

サンディ:ライブ配信は、自分のいい一瞬を切り取って見せるSNSとは違い、自分という人間の生き方やマインド、人との関わり方など、自分のすべてを見せるツールだと思います。なので、飾らない自分自身で勝負できるというのがライブ配信の魅力かなと思っています。

楽しいことも、自分一人で感じるより人とシェアすることで、喜びはより大きくなると思うんです。でも、このコロナ禍では特に難しい。ですが、ライブ配信ならそれができます。また現実社会の肩書を捨てて、根本的にフィットする人とお話ができるというのも大きな魅力だと思っています。

岩波理恵:サンディさんの言うこと、とても共感できます!ライブ配信は本当に嘘がつけない。ありのままの自分を見せて、自分のことを応援してくれる人がいてくれたことで心身ともに強くなれた気がします。

サンディ:私は最初、自分のことを信じることが難しかったのですが、私のことを信じてくれてるリスナーさんと出逢えて、そのリスナーさんのことを信じることができて自分に自信が持てました。「一般人の私でもこんなにも応援してもらえるんだ」と感動したんです。そんな日々を過ごすなかで上を目指したい!という夢が自然と見つかり ました。

自己実現も叶う。ライブ配信という場所をもっと知って欲しい

ー発信を始めた前後で、自分の活動やライバーとしての活動で変化はありましたか?

岩波理恵:私はPocochaを始めた時点から、発信することが多いタイプでした。自分が一生懸命Pocochaに向き合うにつれて、Pocochaの楽しさをより実感するようになり、もっといろいろな人に知って貰いたいという思いが強くなって、発信する機会を増やすように心がけました。

サンディ:ライブ配信が楽しくて天職のように感じつつも、ずっとやり続けるのは難しいかもしれないと思った時期がありました。そこで、ライブ配信業界自体が盛り上がってくれれば、自分がライバーとして引退したとしても、ライバーさんのサポートができるんじゃないかと思ったんです。芸能人になりたい人や自分よりももっと自己表現が上手な人がいることも知っているので、そういう人たちにライブ配信というチャンスを知って欲しいと思っています。それがライブ配信業界全体の盛り上がりに繋がると嬉しいと思いましたね。

ーサンディさんからは以前、「ライブ配信の魅力をより高めて行くためには、ライバーさん同士が支え合うこと・高め合うことが大切」というお話をお伺いしましたが、このように感じられた経緯やワケを教えてください。

サンディ:ステイホームだけの過ごし方から、徐々に普段の生活に戻ってきているのを実感する中、ライブ配信を選択して楽しんでいただくためには業界全体が盛り上がり続ける必要があると思うんです。

ショッピングモールに行ったら、ゲームセンター、洋服屋さん、本屋さんなど行きたいところへ行くことができますよね。そのようなかんじで、Pocochaにくることで、それぞれのリスナーさんにとって楽しんでもらえる配信枠がどこかにあるのだと思います。私は歌枠ですが、昭和歌謡をもっと知りたいというリスナーさんには岩波理恵を紹介したり、逆に紹介されたり…。そういう交流と共に、リスナーさんがそれぞれの枠を行き来する対流を生めたら業界が盛り上がると思います。

そのためには、ライバー一人ひとりがそれぞれの魅力を持つ必要がありますし、ライバー同士が手に手を取り合って、「仲間」として業界を盛り上げる必要があると考えています。

岩波理恵:とても共感します!蹴落としあいではなくて、良いライバル関係であることが大切ですよね。リスナーを独り占めしたいという考えではなく、それぞれが自分の追い求めるライブ配信を語って行けるといいな、と思いました。

ー素敵です!そういう高め合いはどうすれば実現できるでしょうか? お考えやすでに取り組んでいることがあれば教えてください。

岩波理恵:自分のリスナーさんが枠まわりするときに、礼儀は大切にしてねと伝えています。リスナーさんは色々な配信を見にいけるので、そこでリスナーさんどうしの交流が生まれ、それぞれの配信枠のポリシーなどを語り合ってもらうことで、リスナーの輪のようなものができ、それがライバーにも伝わってくるのかなと思います。

サンディ:ライバーさんにもいろいろなタイプの人がいると思うので、何かひとつを正解にしたいわけではないんです。でも、どのライバーさんも応援してもらっているリスナーさんに支えられていると考えた時自然と思いやりが生まれると思います。「みんな誰かの大切な人」なんですよ。なので、お互いが違うことを認め、尊敬し合うことが大切だと感じています。

小さなスタートでいい。身近な人に伝えるだけでも、十分な“発信”です

ーありがとうございます。では、ライブ配信の魅力を広めるために、実際にどんな発信をしているか教えてください。

岩波理恵:新曲がリリースされるタイミングでテレビやラジオでのプロモーション活動が活発になります。そういうときに積極的に話したり、普段からTwitterやブログなどで配信でのできごとや思いを書いたりしていますね。SNSでの発信をとおして、リスナーさんからのフォローも増えてきて、嬉しいです。

サンディ:配信内では、初めてきた人に声かけをしたりして、ライブ配信を聞くのが初めての人でも楽しんで好きになってもらえるようにしています。また、リアルでのお仕事関係の方が集まる場所でも積極的にライバーをやっていることを発言するようにしているんです。そうすると自分もやってみたいと、興味を持つ方も多くて嬉しくなります。他にも、始めてみたい人が気軽に見られるようYouTubeで「これらか配信を始めたい人へ」という動画も作って配信しているんです。

ーライブ配信の魅力を広めたいと思いつつ、どう発信していいか悩まれている方もいるかと思います。発信する上での工夫や、どんなことから始めたらいいかをお聞きしたいです。

岩波理恵:自分のお友達に対してや、SNSアカウントでライブ配信について話してみることからはじめてみたらいいかなと思います。まずお友達にお話してみる、というだけでも広めることになりますし。

サンディ:そうなんですよね。広めるって言う言葉でいうと、多くのフォロワーがいないとだめなんじゃないって思うと思いますが、一人にでも魅力を伝えることが大切。配信をしている中で楽しかったことを身近な人に伝えたり、Instagramに投稿してみるなど、小さなスタートでいいから、まずは始めて見ることが何よりも大事です。みんなが少しずつ伝えたら、徐々にいろいろな人に伝わっていくので。一緒にがんばりましょう!

岩波理恵:サンディさんのお話を聞いていると、本当に同意することばかりです。同じような気持ちの方がいてくださって嬉しい!

サンディ:ありがとうございます!これからもがんばりましょう!

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S帯ライバーとして活躍する岩波理恵さんとサンディさん。共通する思いはライブ配信業界の発展と、そこに繋がるライブ配信の良さを発信していくことです。

ライブ配信の魅力を広く伝えることは、新規リスナーさんの増加や職業としてのライバーの認知アップにも繋がります。そして、今、ライブ配信の魅力を発信できるのはその魅力を知っているライバーさん、リスナーさんたちです。自分たちにとっては小さな、小すぎるスタートでもそれが大きなうねりとなり、ライブ配信全体の盛り上がりに繋がっていくはずです。おふたりからもあったように、ライブ配信の魅力を身近な一人にでも伝えていくことをぜひ始めてみてはいかがでしょうか。

今後もさまざまなテーマで定期的に開催する予定です。ほかのライバーの配信方法や考え方を聞くことで、自分の配信のレベルアップにつながります。興味があるテーマがあれば、ぜひ参加してみてください。