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「ライバーを続けるか悩んでいる…」そんなあなたへ先輩ライバーが伝えたいこと

「せっかく初見リスナーさんが来てくれたのに、会話が盛り上がらず、すぐに帰ってしまった……」なんてこと、ありませんか?そういうことがあると、ついつい「自分の何が悪かったんだろう?」「自分に魅力がないのかな……」と悩んでしまうもの。

でもでも、一人で悩んでいても、なかなか答えは見つからないかもしれません。そんなときこそ先輩ライバーに頼りましょう!

今回は、先日「初心者ライバートレーニング」にもご登壇いただいたトップライバーのAyaさん、遊汰さん、こゆめさんをお呼びし、皆さんからお寄せいただいた質問に回答いただきました!

  • 「どうしたら初見リスナーさんと会話が盛り上がるでしょうか?」

  • 「配信を長く続けるための秘訣ってありますか?」

  • 「配信を続けていてよかったなと思うのはどんな時ですか?」

お悩みのライバーさん必読です!



どうしたら初見リスナーさんと会話が盛り上がる?

「配信を初めて1週間、リスナーさんは来てくれるんですが、いまいち何を話したらいいのか分からず、せっかく来てくれてもすぐにどこかに行ってしまいます。どうしたら会話が盛り上がるでしょうか?」

■共通点がなくても会話は盛り上がる!アイコンやプロフィールから会話の糸口を見つける(Aya)

Aya:初見リスナーさんとの会話を盛り上げるために必要なのは、「自分のことを知ってもらうこと」と「リスナーさんにも興味を持つこと」の二つだと思っています。そのリスナーさんは、あなたに興味を持って配信枠に来てくれたはずなので、まずは自分のことを話してみましょう。趣味や日常生活で起きた出来事、配信枠の目標などです。その上で、リスナーさんのアイコンやプロフィールから情報をゲットして、質問をするのがおすすめです。

また、そこで自分との共通点が見つけられなかったとしても、会話を続けることはできます。例えば、ラーメンのアイコンのリスナーさんが来てくれたけど、自分はあまりラーメンを食べないタイプだったとします。そしたら「普段あんまりラーメン食べないんですけど、そんな人でも入りやすいお店ってありますか?」と聞いてみるんです。

また、会話に慣れてきて、少しずつ配信枠にリスナーさんが増えてきたら、「ちなみに、みんなはラーメン派?お蕎麦派?」と、他のリスナーさんも巻き込めるような質問をするのもいいですね。挨拶だけで終わらせるのではなく、リスナーさんもコメントをしたくなるような質問をするのが会話を盛り上げるための秘訣です。

■肩肘張らずに、普段の自分を見てもらう。”いつも通り”の日常会話からスタートしてみて(遊汰)

遊汰:私がよくしているのは、配信枠のリスナーさんの今日あった出来事をリサーチすることです。と言っても、いきなり自分の話をするのは難しいリスナーさんもいると思うので、まずは自分のことから少し話します。

例えば、「今日は朝からそうめんを茹でてみたんだよね。おいしかったよ。みんなは今日の朝は何を食べたの?」という感じです。そこに返ってきたコメントにさらにレスポンスを返すようなやりとりをしていれば、自然と会話は盛り上がるし、笑いが起きたり、感情が動くような場面が現れたりします。
初見リスナーさんだからといって緊張するのではなく、普段の自分を見てもらえるような自然体の世間話からスタートしてみるのがおすすめです。気に入ってもらおうと下手に格好つけようとしても、いずれ配信の中でバレてしまうものです。いつものスタイルで出迎える、というのは私自身も心がけていることですね。

■自分から「興味を持っている」ことを示すことで、リスナーさんもコメントしやすい空気感に(こゆめ)

こゆめ:そもそもリスナーさんが配信に長くいてくれるのは、貴重なことです。なのですぐに離れてしまったからといって悲観的になる必要はないと思います。悩みすぎず、残ってくれたらラッキーくらいの心持ちでいましょう。その上で、自分ができる工夫をしてみるんです。

リスナーさんがコメントしやすい空気感にするためには、まずは自分がそのリスナーさんに対して興味を持っているというのを示すことが必要です。例えば私だったら、プロフィールを見て気になった点を質問するようにしています。犬の写真をアイコンにしているリスナーさんだったら「飼ってるわんちゃんですか?」と聞いてみたり、プロフィールにサッカーが趣味だと書いている人がいたら「全く詳しくないんですけど、今どこのチームがアツいんですか?」と聞いてみたりするんです。あとは、地域ごとの共通点は盛り上がりやすいポイントですね。キーワードに出身地が出てくるので、地元が近ければご当地トークをするのもいいですね。



配信を長く続けるための秘訣ってなに?

「配信を続ける上で大切にしている考え方や、ポイントなどを教えて欲しいです!」

■長く続けるために必要なのは「休む」こと! 悩んだら冷静になる時間も必要(Aya)

Aya:配信を続けていくために必要なのは、トラブルや悩むことがあったときに、「やめる」ではなく「休む」ことを選択肢に入れて考えることだと思っています。何か嫌なことがあったときに「じゃあやめちゃおう」ではなくて、「少し休んで、客観的に振り返ってみよう」と考えるんです。その時間を使って、他の配信枠を見てみたり、自分の配信の企画を考えてみるのもいいですね。
私も今でも配信をするのがしんどいなと感じることはありますが、そんなときはお休みするようにしています。最近も一週間以上休んだりしました。もちろん、配信を始めたばかりの頃はリスナーさんに覚えてもらうために配信をすることが大切な時期でもあります。なのである程度頑張ることは必要です。ただ、しんどいと感じながら配信を続けるくらいなら、一旦休んで冷静になってみるのもいいかなと思いますね。

■「自分の無理のない範囲」で続けることで、自然と結果はついてくる!(遊汰)

遊汰:何よりも大切なのは「自分の無理のない範囲で続ける」ことだと思っています。何か夢や目標がある場合、ある程度時間を割いて努力をすることは必要ですが、そこで過度に無理をして続けていたら、配信を楽しむことはできません。ライバーが楽しんでいないと、リスナーさんも楽しめないし、そこには結果もついてこないと思っています。
また、配信を続けていると、どうしてもランクなどの相対的な評価が気になって焦ってしまうかもしれませんが、大事なのは「自分がしたい配信」をすることです。そういった自分の気持ちを大切に配信を続けていくことで、そこに共感してくれるリスナーさんも集まってきてくれて、自然と結果もついてくる。これは私が配信を続けてきて実感していることです。

■悩んでるのは自分一人じゃない。大切なリスナーさんと向き合いながら続ける(こゆめ)

こゆめ:いろんなライバーさんの話を聞いていると、みんなやめたいと思うタイミングやきっかけは同じだということに気づきます。だからこそ「こうやって悩むのは自分一人じゃないんだ」と気づけるだけでも、配信を続けるハードルは下がるのではないかなと思っています。

私も大変だった時期や心が折れそうになったことは多々ありましたが、その度に「やめるのではなくて、続けることを選ぼう」と考えて乗り越えてきました。そう考えられたのは、今までのリスナーさんとの関係性や信頼があったからです。私にとって大切だと感じるリスナーさんたちに対して、何もせずにやめるのではなく、ちゃんと向き合って解決したいと思ったんです。

また「どうせ自分には無理だ」と自ら可能性を狭めてやめてしまうライバーさんも多くいます。でも、はたから見てると決してそんなことはないし、もったいないなあと感じてしまうんですよね。まずはもう少し気軽に、かつ前向きに、ライブ配信を楽しむところから始めてみてほしいですね。



配信を続けていてよかったなと思うのはどんなとき?

「配信を続けていてよかったなと思うのはどんなときですか?」

■大好きだった歌が、趣味から仕事に! 配信を続けていたからこそ見られた景色(Aya)

Aya:昔からずっと好きだった歌が、趣味から仕事に変わったことですね。リスナーさんの要望に応えるような形でオリジナル曲が生まれ、それがきっかけでライブに呼んでもらえるようになったり、バックコーラスのお仕事をいただけるようになったりしました。ライブ配信を続けることで、夢を叶えることができました。

また、配信をしていなかったら出会えなかったようなリスナーさんやファミリーの存在も大きいです。Pocochaのファミリーって、私にとって本当にもう一つの家族のような存在です。そういう人たちの日常生活に、自分がなることができている。これってライブ配信を続けてきたからこそ見ることができた景色だと思っています。

■男装コスプレイヤーの世界を知ってもらえるだけでなく、そこから関係性が深まっていく(遊汰)

遊汰:自分の好きなことを発信して、それを応援してくれる人がいる、それを実感したときに嬉しいなと感じます。初めて知ってくれた人が、同じ時間を一緒に過ごしてくれて、コアファンやファミリーになってくれるって、すごいことです。私はコスプレイヤーをしていて、その中でも男装一本という珍しい立ち位置でやっているので、配信に通ってくれる人が増えるたびに、自分の表現が認めてもらえたような気がして嬉しいんです。

ちなみに、私の配信に来てくれるリスナーさんの中には、コスプレに全く興味がなかった人たちも多くいます。そういう人たちにも知ってもらいたいと思っていたし、コスプレを初めて知った人に「その世界観、良いね!」と言ってもらえたり、他愛のない話で盛り上がったりするのがとても楽しいです。配信を続けていることで、日常生活ではなかなか触れられないような関係性や人のあたたかさを日々感じています。

■配信を続けてきたことで、親子関係に変化が。ライブ配信がつなぐ”リアルの絆”(こゆめ)

こゆめ:私は、配信を続けていたことで、リスナーさんやファミリーとの関係性が深まっただけではなく、リアルの人間関係にも思わぬ影響がありました。というのも、以前から親子関係が悪く、ライブ配信を始めた当初は仕事も私生活もボロボロで、強い孤独感を抱いていたんです。そんな状態から配信を続けて約3年、イベントを通して、先日渋谷で自分の曲のMVがビジョンに流れることになったんです。

それを母親がSNSで知ったらしく、なんと見に来てくれました。私も迎えに行って一緒に見たのですが、曲が流れた瞬間、母が泣きながら「今までごめんね、ありがとう」と言ってくれて、驚きと嬉しさで胸がいっぱいになったのを覚えています。

今までの活動の結果が形になったとき、自分の親子関係まで繋いでくれたことが嬉しくて。帰り際、お母さんが私のファミリーを指して「皆さんによろしくね」と言ってくれたのが印象的でした。自分が続けてきた配信が、誰かに褒めてもらえるような活動だったことを感じて自信もついたし、継続してやってきてよかったなと感じた出来事でしたね。



ーーみなさん、素敵な回答ありがとうございました!みなさんは今回初心者ライバートレーニングというイベントでも同じようにライバーさんにアドバイスをしていただきましたが、後輩ライバーさんたちと交流してどう感じましたか?

Aya:以前よりもライバーの活動が一般的に広がってきたことで、今回のイベントのように初心者ライバーさんをサポートするような場所や情報もずっと増えたと思います。私もそのうちの一人として、自分の知識や経験を共有していきたいと感じました。また、Pocochaで夢を叶えたいと思ってくれるようなライバーさんが増えるのは、私たち先輩ライバー次第だと思っているので、これからも後輩ライバーには「ライブ配信っていいものだよ」と魅力を伝えていきたいと思いましたね。

遊汰:後輩ライバーさんの相談に乗っていると、ランクで悩んでいる人が多くいます。もちろんランクは目標の一つにもなりますが、ライブ配信の価値って決してそれだけではありません。もし今ランクなどで悩んでいて配信が楽しくないと感じているなら、目標を一つ下げてでも、まずは初心に返って自分のやりたい配信をしてほしいと伝えたいですね。今後、自分自身もそういったライバーさんの指針になるような、一つのモデルケースになれたらいいなと思っていますし、これからも自分自身のスタイルで楽しく配信をしながら、Pocochaの輪を広げていきたいと感じています。

こゆめ:私は今、3年前の自分には想像もできなかった場所にいます。それは、続けてこなければ見られなかった世界です。もし途中でやめてしまっていたら、嫌な思い出で終わってしまっていたかもしれない。そう感じているからこそ、私は他のライバーさんにも同じように壁を乗り越えてほしいと思うようになりました。なので、今後もイベント登壇なども含めて、私なりにライブ配信業界やPocochaに恩返しをしていきたいと思っています。もちろん、プレイヤーとしても変わらず活動を続けながら、ファミリーに感謝を伝えられるライバーでありたいと思っています。

ーー最後に初心者ライバーの皆さんへ一言メッセージをいただきたいです

Aya:夢を叶えるためには、ある程度の覚悟が必要です。途中で現れる壁を乗り越えられるかどうかで、未来は大きく変わります。だからこそ「やめる」という選択肢は最後の最後までとっておいてほしいと思っています。ただ、だからといって、続けないとというプレッシャーで配信を続けていては、楽しくないし、本末転倒です。まずは自分が一番楽しめるような配信枠づくりをしながら、もし壁にぶち当たっても乗り越える努力をする。それが大切だと感じています。そして、たまには休んで、一緒にがんばりましょう。

遊汰:ファミリーには言いづらい、ライバーとしての悩みというのもあると思います。そういうときは先輩ライバーに相談することで、客観的な目線でアドバイスをもらえるはずです。もし今悩んでいて、誰に相談すればいいのかわからないという人がいたら、ぜひ気軽に頼ってください。

こゆめ:どんなライバーさんでも、やめたいと思ってしまうタイミングはあると思います。時には、リスナーさんやファミリーには言いづらい悩みもあるかもしれません。そんなときに一人で抱え込む必要はありません。しんどいときは、先輩ライバーに頼ってください。セミナーで会ったライバーさんと仲良くなって、一緒に高めあうのもいいかもしれません。あなたは一人じゃない、とまずは伝えたいです。



今回も先輩ライバーさんから頼もしいアドバイスをたくさんいただきました!

初見リスナーさんとの会話の鍵は「相手に興味を持って」「質問をたくさん考えてみる」ところにあるのかも…!
リスナーさんとの会話が盛り上がれば、きっともっと配信が楽しくなって、先輩ライバーが言うような”ライバーの魅力”も発見できるかもしれませんね。もちろん、ちゃんと”おやすみ”をとりながら、自分自身が楽しい配信を目指すことも忘れてはいけません。

Pocochaには、今回お話しいただいたAyaさん、遊汰さん、こゆめさんを始めとして、とっても頼もしい先輩ライバーがたくさんいます。もし配信で悩むことがあれば、ぜひ先輩ライバーに相談してみてくださいね。

また、Pocochaでは初心者ライバーさんに向けたセミナーなども随時開催中です!こういった場所もうまく活用して、素敵な配信ライフを送ってみてください。