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「嫌われないか?はじめは不安かもしれません。ただ、自分の意志をリスナーさんにはっきり伝えることがランクアップにつながるんです。」|さとみづ×なおちゃ

ライブ配信は、ライバーとリスナーが一緒に盛り上げるもの。
だからこそ、リスナーとはいい関係を築きたい。

そうは思っていても、自分の正直な気持ちをなかなか伝えられなかったり、リスナーからの厳しいコメントに動揺してしまったりなど、リスナーとの適切な関係性を築くのはなかなか難しいと感じるライバーも多いのではないでしょうか。

リスナーと良好な関係を築くためには、どのようなコツがあるのでしょうか?
今回はライバーのさとみづさんとなおちゃさんに、ご自身のエピソードと合わせて、「リスナーに気持ちを伝えるときに意識していること」や「夢や目標を否定されたときの考え方」についてお話を伺いました!

「ありがとう」は大げさなくらいが丁度いい

ーお二人はリスナーと良好な関係を築く上で意識していることなどはありますか?

さとみづ:リスナーさんのいいところを覚えておいたり、してもらって嬉しかったことをメモしておいて、配信中など折に触れて感謝の気持ちを伝えるようにしています。ただありがとうと言うのではなくて、些細なことでもいいからエピソードを織り交ぜて伝えると、リスナーさん一人一人の存在が本当に大きくて大切な存在なんだということがちゃんと伝わって、お互いに気持ちのいい関係でいられる気がします。

ー感謝の気持ちを伝えるのにも工夫をされているんですね! そういう風に考えるようになったのはいつからですか?

さとみづ:以前、ずっと応援してくれていたリスナーさんが離れてしまった時期があったんです。リスナーさんもそれぞれ事情やタイミングなどがあると思うので、仕方がないことではあると思うのですが、一方で自分にできることは他にはなかったのかなと考えるようになりました。そこであるとき、他のトップライバーさんはちゃんとしてもらって嬉しかったことを伝えた上でありがとうと言っていることに気づいたんです。私自身もそれまで感謝の気持ちは伝えていましたが、ただありがとうと言うだけでは伝わらないのだとそこで分かりました。画面越しって、自分が思っている以上にオーバーに伝えないと伝わらないんだ、って。それからは、普段の生活ではなかなか言わないようなことでも少し大げさなくらいに伝えるようになりました。

なおちゃ:すごく分かります! ちなみに私は配信を始めてから、日常生活でも「ありがとう」って言うことが増えました。癖になってるんですよね。

さとみづ:うん、うん。私も最近「人のことすごくよく褒めるよね」って言われることが増えましたね。

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なおちゃ:リスナーさんとお話しするときに、この方はどんな方なんだろう?どんな話をしたら広がるかな?など考えるんですが、それが日常生活でも同じように相手のことをよく見るから、自然といいところも目につくようになるというか。

さとみづ:職業病なのかな、いい意味で。配信で試行錯誤していくうちに、自分自身が変わったような感覚がありますね。

ーそうやって感謝の気持ちを伝えることによって、リスナーからのリアクションはどのように変化しましたか。

さとみづ:目に見えて、熱心に応援してくれる常連さんが増えましたね。たくさん応援してくれるリスナーさんこそ感謝をきちんと伝えることって大事だと思います。例えば、どうしても、いつも花火のアイテムを使って盛り上げてくれる人と、初めて来てくれて花火アイテムを使ってくれた人だと、どうしても後者に対するリアクションが大きくなりがちです。ずっと応援してくれているリスナーさんはそういうところも理解はしてくれると思うけど、そこに甘えてしまったら、感謝の気持ちは伝わらなくなってしまう。そう考えて、どんな些細なことでも嬉しかったことはメモをして逐一伝えるようになりました。

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嫌われないか不安でも、自分の意志をはっきり伝えることがランクアップに繋がる

ーリスナーとの関係性を深めていくのが大切な一方で、近くなりすぎたり、適切な距離感が掴めずにうまく配信ができないという悩みも多くあります。お二人はリスナーとの距離感で悩んだことはありますか?

さとみづ:配信を始めたばかりの頃は、Pocochaの機能などに慣れていなくて、Pococha歴の長いリスナーさんに色々と教えてもらっていました。ただ、次第にそのリスナーさんからの「もっとこうした方がいい」というアドバイスが過度になってきて、配信がやりづらく悩むことが増えました。Pocochaの仕様を教えてくれたり、たくさんアイテムを使用して応援してくれるリスナーさんだったので、はっきり伝えることで離れてしまったらどうしようという不安もありました。ですが、私が目指していたのは「みんなで頑張る配信枠」だったので、そこは最終的に伝えました。決してトラブルなどにはならず、それがきっかけでいなくなってしまうということもなかったです。

ーはっきり伝えることでリスナーが離れてしまうのではないか、と不安に思うライバーは多そうです。

さとみづ:そうですね。ただ、自分の気持ちをちゃんと伝えることでのびのび配信ができるようになると思うんです。リスナーさんに主導権を握られてしまっているライバーさんって、多分楽しくないはず。それに、自分の夢や目標を伝えることで、そこに共感してくれるリスナーさんは必ず現れるはずです。「リスナーが離れてしまったらどうしよう」という不安を乗り越えたときに、ランクアップができるのだと思います。

なおちゃ:すごく分かります。そもそも、ライバーは自分の名前の看板を背負って配信をしているわけですよね。もしリスナーさんが『こうする”べき”だ』と言ってきたとしても、それはその方のお考えなのでご自身の枠でやってもらえたらと思っています。この配信枠は自分の枠だから、自分の目標に向かって行くために配信をするんだ、と。

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「君にはできないよ」には「できないと思うよね。でも私はチャレンジしたい」と返す

さとみづ:本当そうなんですよね。ただ一方で、ふらっと始めてみたばかりの頃って、自分の夢や目標がそもそも見つからなかったり、あったとしても自信がなくて、リスナーになかなか伝えられないということも多いと思います。

ーお二人は、どのように夢や目標を見つけましたか?

なおちゃ:私は、配信を始めたのがコロナ禍だったんです。もともとアーティスト活動をしながら、並行してアルバイトをしていたのですが、緊急事態宣言が出てバイト先から「明日からもう来なくていいよ」と言われてしまった。ただ家にいるしかできないときに、Pocochaでカラオケがスタートしたので、歌ってみようかなと思ったのが始めたきっかけです。だから、最初は特に目標もなくて、こういう時期でも自分の歌を聴いてもらえるのが嬉しいというだけだったんですけど、続けていくうちにだんだんとオンライン上でもっとたくさんの人に聴いてもらえる可能性を感じるようになりました。そこから初めてPocochaの機能や配信の仕方について勉強したり研究するようになったりしたんです。だから、目標ってやりながら見つかるのかなって思います。

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さとみづ:私も同じで、配信を続ける中で応援してもらえる立場が嬉しくなって、イベントに出てみたらさらに楽しくて、じゃあ事務所に所属してプロとして頑張ってみようと気持ちが変わっていったんですね。私は運よく積極的に応援してくれるリスナーさんが周りにたくさんいたので、そうやって自分のやりたいことが見つかったときに共有することができました。もちろん、中には「無理だよ」って言ってくる人もいるかもしれませんが、私は、自分の目標を応援してくれない人は、割り切っていいのかなと思っています。むしろ、本当のファンが見つかるきっかけになるというか。

なおちゃ:「君にはできないよ」って言われたとしたら、「できないと思うよね。でも私はチャレンジしたい」って返せばいいんですよね。

ーお二人はそういったコメントを受けたことがありますか?

さとみづ:ありますあります、「今のままじゃB帯は無理だよ」とか。そういうのって、どのランク帯にいっても絶対あるんですよ。でも、別にそれを言っているリスナーさんって、実は悪意からコメントしているわけじゃないんですよね。自分はすでに限界まで応援しているから、「自分はこれ以上応援できないよ」っていう意味だったりする。

なおちゃ:さとみづさんのことを想って言ってくれているんですよね。

さとみづ:そうです、そうです。悪気があって言っているわけじゃなくて、無理して配信を病んで欲しくないっていうことなんですよね。そう言いたくなる気持ちは私にも分かります。ただそこは冷静に目標を追うこととリスナーさんに応援してもらうことを分けて考えることが大切ですよね。目標が見えることで道ができて応援してくれるリスナーさんが増えるわけですから。

ー最後に、今回お二人でお話しされてみて、いかがでしたか。

なおちゃ:とにかく、共感できることがたくさんあって、頷きっぱなしでした!

さとみづ:なおちゃさんが試行錯誤してきた経験って、なおちゃさん自身の人柄や言葉に出てきているし、そういうのってリスナーさんにもきちんと伝わるだろうなって思いました。私自身もずっとチャレンジしてきた人間なので、それが間違っていなかったんだなって思えて嬉しいです。

なおちゃ:経験してきたからこそ理解し合えることってたくさんありますね。私は失敗だらけだったのですが、さとみづさんも失敗の経験はありますか?

さとみづ:してます、してます。

なおちゃ:他のライバーさんにもこれは伝えたいのですが、決して失敗は恐れないで欲しいですね。私もイベント入賞できなかったことも何回もあるけど、それでいいと思っていて。「ご新規配信5時間やったけど、誰も来てくれなかった」くらいのことを、むしろ言ってほしい。

さとみづ:そんなこと普通にあるもんね。

なおちゃ:そうなんです。そこで、時間帯が悪かったのかな、それともアシスタントさんの人数をもっと増やせばいいのかな、とか考えることが大切。

さとみづ:そう考えると、無駄なことって何1つないですね。失敗は無駄じゃないって思えたら、もっと挑戦できるようになるかも。

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今回は、さとみづさんとなおちゃさんに、「リスナーに気持ちを伝えるときに意識していること」や「夢や目標を否定されたときの考え方」についてお話を伺いました!
対談いただいたお二人、改めてありがとうございました!お二人のプロフィールは下記からご覧いただけます✨