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SNSを活用すると、新しいリスナーさんと出会える!?S帯継続ライバーが語るSNS活用術とは?

Twitter、Instagram、TikTok……
配信の告知やフォロワーさんとの交流など、とっても便利で、もはやインターネットの活動には欠かせないSNS。ライバーさんによっては、新しいリスナーさんと出会う方法として活用している人もいるのではないでしょうか。

でも、こんなお悩みを抱えているライバーさんもいるかもしれません。

  • SNSで頑張って投稿しているけど、なかなかフォロワーが増えない

  • バズりたいけど、いいネタが全く思いつかない

  • そもそもSNSって何を呟けばいいのだろう

今回は、TikTokのフォロワー16万人越え、”ドール配信”が話題を集めている、S帯継続ライバーの桜川シュウさんにインタビュー!

TikTokでバズった経緯から、普段使っているツール、配信や投稿で工夫していること、などなど、今日から実践できるコツやお話を伺いました!

ドール配信を始めて4ヶ月、フォロワーは10万人増

ーー桜川シュウさんと言えば「ドール配信」というイメージが強いですが、このコンセプトはいつから生まれたのですか?

川シュウ(以下、桜川):TikTok自体は4年前から投稿していましたが、コンセプトをはっきりと決めたのは、今年の3月からです。その後準備をして、ドール配信は5月から始めました。

ーー方向転換したのは何がきっかけだったのでしょう?

桜川:私は普段SNSをリサーチすることを習慣にしているんですけど、次第に投稿する人たちが自分の個性や専門性、強みを一つのカテゴリーとして発信する流れがきていると感じていました。特にそれはYouTubeに顕著だったと思います。でも、当時の私のSNSにはそういったカテゴリーがありませんでした。なので、まずは自己分析をしてみて、自分の強みや好きなものを振り返り、カテゴライズしようと思ったんです。私はもともと女優業で表現者、そしてファンタジーなものが大好きだったので、”ファンタジー×表現”というところでドール配信にたどり着いたんです。

ーーコンセプトを決めてから、具体的にどのように準備をしたのでしょうか。

桜川:私の場合は、ドールの世界観をしっかり作り込むことが大切だと思ったので、リスナーをリアルの世界に戻さないように、設定を詰めていきました。配信に出てくるドールは今5人いますが、みんな好きなものや嫌いなもの、性格や性別など違います。その子の人生について何を聞かれても答えられるように、物語や設定は全てパソコンでまとめました。ちなみに、ドール配信は「成長していくドール」というのもコンセプトとしてあるので、当初決めたバックボーンとは別に、リスナーさんからもらったコメントやそれによって成長した姿、その後の物語も日々ちゃんとメモとして残しています。

@shu_.tiktok

まっさらなドールに物語を与えてください。#ドール配信 #ドール配信者

♬ 雪柳 - 丁-Tei-

ーー徹底した作り込みがあのドール配信を生み出したんですね! コンセプトを決めることでSNS上では何か変化が起きましたか?

桜川:まず、フォロワー数が圧倒的に増えました。5月末にドール配信を始めて、そこから4ヶ月で10万人増えました。今はTikTokから私のことを知ってくれた方が月間で20名~50名ほど、Pocochaの配信にも訪れてくれています。

ーーそれはすごいですね!

桜川:また、それまでよりも、私が好きだと思うものを分かち合えている感覚が強くなりました。私は昔からディズニーのプリンセスや、アニメ化もされた「ローゼンメイデン」という作品が大好きで、その自分が好きな世界観を作ってみたいと思っていたんです。フォロワー数が増えたということは、それだけ私が好きな世界観に共感してくれる人が増えたということ。それが私にとってすごく幸せなことだと感じています。

配信で大事なのは”ライティングと背景”の作り込み

ーー毎日どれくらいの時間をTikTokに割いていますか?

桜川:毎日7、8時間は使っていますね。SNSのリサーチが1時間、TikTokの配信時間が2〜3時間、背景の準備やメイクに1時間、動画投稿に2〜3時間くらいかかっています。それに加えてPocochaも毎日配信を4時間、事前の背景の作り込みの時間が3時間くらいかかっているので、1日に14時間くらいはライブ配信やSNSに使っていることになりますね。

ーー毎日14時間はすごいです。

桜川:もはやルーティンになっていて、午前中はSNSのリサーチや背景の作りこみ、Pocochaの配信の準備、目標の設定などといった一人でできる作業の時間にあてています。お昼は食事や買い物など必ず気分転換の時間を取るようにしていて、その後は配信やその準備の時間と決めています。

ーー背景の作り込みや配信準備にもかなり時間をかけているんですね。

桜川:そうですね。配信や動画で特に大事だと思っているのが、背景とライティング(照明)だと思っているんです。

ーー背景とライティング、ですか?

桜川:もちろん衣装やメイクも大切ですが、世界観を作る上でライティングと背景は欠かせません。例えば、最近Pocochaの配信では「ONE PIECE」の世界観を取り入れているんですけど、背景にドクロを足したり、地図っぽい要素を入れ込んだりして、リスナーさんと一緒に「世はまさに大ライバー時代じゃ」って盛り上がっています(笑)。また、歌うときはステージの上のようにライティングのカラーを一つ一つ変えてみたりする。

そうやって作り込んだ世界をエンタメとして見せていくんです。背景とライティングって、リスナーさんにとってはずっと目に写っているものです。そして、ライバー以上によく見ていたりする。たまに、ちょっと汚れを隠しただけのつもりが「シュウちゃん、背景少し変えた?」なんて指摘されたりするんですよ。衣装やメイクはみんな気にするけど、実は同じくらい背景やライティングの作り込みも、配信や動画のクオリティを上げるためには大切なんですよね。

TikTok投稿のおすすめツールは「CapCut」と「Meitu 」

ーー普段使っているツールでおすすめのものがあったら教えて欲しいです!

桜川:「CapCut」と「Meitu」の二つがおすすめです。CapCutは編集アプリですね。TikTokのアプリ内で動画を編集しようとすると、音声エフェクトで順番を間違えたときなどにリセットになってしまうことが多いんです。なのでCapCutのような編集アプリで効率よく進めています。エフェクトも揃っているので使いやすいですね。Meituは写真や動画の補正をするアプリで、画質を上げたりクリアにすることができます。これを使うだけで、動画のクオリティが一気に上がりますよ。

CapCut

Meitu

動画のクオリティを上げたいなら”リフレッシュ”が大事!

ーーTikTokの動画の投稿って、どれくらいのペースでやるべきでしょうか。

桜川:毎日1回は投稿した方が良いと思います。やっぱり、投稿がないアカウントは見られなくなってしまうので。ライブ配信を毎日やらないといけないのと一緒です。

ーー正直、毎日投稿ってなかなか大変ではないですか?

桜川:私は動画を作りだめして、そこから投稿するようにしています。

ーーなるほど、まとめて作っておくんですね。

桜川:これ、すごく大事ですよ。ライバーにおけるライフワークバランスに関わります。私は、決して長時間配信をしないようにしているんです。基本的に4時間、短いときは2時間しか配信をしていません。また、週休2日は必ず取るようにしています。そして、その生活スタイルを維持するために、毎日動画を作りだめしたり、後から修正する必要がないくらい背景を作り込んだりしているんです。

ーー毎日14時間SNSや動画に時間を割いているのは、ライフワークバランスを保つためでもあったんですね。

桜川:これはTikTokに関わらず、全てのライバーに言えることなんですけど、リフレッシュってすごく大切なんです。これがなかったら、絶対に良いものって生まれません。私が長い間S帯をキープできていたり、TikTokで視聴数が伸びていたりするのは、休みを取るようにしているからです。

お休みは、アニメを見たり、舞台を見たり、ゲームをしたり、自分の好きなものにたくさん時間を費やしています。そうすると「ここのシーンよかったから、ドール配信に取り入れて見ようかな」とか「このゲームシステム面白いから、Pocochaのアイテムリアクションに取り入れてみようかな」とアイデアがどんどん思い浮かぶんです。リフレッシュしている時間って、ちゃんと仕事に活かせているんですよね。

自分を知って、ちゃんと発信すれば、必ず好きになってくれる人は現れる

ーー最後に、これからSNSを頑張っていきたいライバーさんに向けて一言お願いします!

桜川:全てのSNSに言えることですが、大切なのは「自己分析」と「継続は力なり」、この二つだと思います。自分をちゃんと知って、ちゃんと発信し続けていれば、絶対に自分を好きになってくれる人はいます。

何を投稿すればいいのか分からない、ネタが思いつかない、という人は、まず自分を知ってみましょう。自分のことを知らない人だと思って、自分に質問してみるんです。好きなものや嫌いなもの、特技、強みや弱み、将来やりたいこと、その理由……そうやって聞き続けることで浮かび上がってくるものがあると思います。

そして、発信をし続けていれば、自然と実力は底上げされていきます。

最初のうちは、どうしても知識や経験がないので、うまくいかないことも多いと思いますが、まずは負けじと続けてみてください!